蒸熱処理装置(植物検疫用)

熱帯産果菜類の安全な輸出入を確実にサポート。

F T H の差圧式蒸熱処理技術が安心と信頼をお届けします。

蒸熱処理装置 Vapor Heat Treatment System

パパイヤ、マンゴー、茘枝、パプリカなどの果菜類を日本国内に持ち込む際は、植物検疫法により蒸熱処理などで殺虫し、国際基準をクリアすることが義務づけられています。コンテナ方式でコンパクトな「差圧式蒸熱処理装置」は、薬品を使わず、高温高湿の飽和蒸気で果実内の害虫の卵・幼虫をクリーンに消毒処理。 さまざまな果菜類のより安全な輸出入、国内への持ち込みを可能にします。

カタログ仕様一覧

特徴

人体や環境にやさしいシステム

薬品を使用せず熱処理のみで消毒する人体や環境にやさしい処理システム。果実への残留農薬の心配もありません。

優れた温・湿度の分布性能で効率向上

差圧方式の採用により、コンテナ内の湿度・温度分布のムラを解消。また高性能循環ファンの開発で、上下層コンテナの果実温度上昇時間差を短縮し、
処理量の増加※も可能にしました。(※:6段/1 パレット→ 7段/1 パレット)

果菜類の品質を保ちながら確実に消毒

吸排気ダンパー*の制御により、50%~.98% RH の幅広い湿度コントロールを実現し、低.高湿度域での高精度な温・湿度コントロールにより高い消毒能力を発揮。
さらに熱処理による果菜類へのダメージを低減して味覚や外観などの品質を保護します。※特許取得済み

イニシャルコストを低減

コンパクトなコンテナ方式なので、据付スペースが小さく設置も容易。事業規模に合わせて、処理量の異なるさまざまなタイプ を選べ、イニシャルコストも抑えることができます。

だれにでもできる簡単操作

パレットに積みつけた処理カゴをコンテナ内に収めた後は、スタートから蒸熱処理後の冷却を選べ、イニシャルコストも抑えることができます。

品温センサーのセットが容易

果菜類の処理カゴをコンテナに搬入する前に、センサーを簡単にセット。処理室に入り込んでの作業は不要です。